Monday, 6 February 2012

Gregory David Roberts ”シャンタラム” 読みました



武装強盗で捕まり牢屋から脱走、インドのスラムで無免許医をした後、インドマフィアに雇われいくつかの戦闘に参加。後タレント事務所、ロックバンドを結成し、麻薬密輸で再逮捕され刑期をつとめているという数奇な人生を辿っている本人の物語。

近年は基本的に実際に人が体験した事の方がフィクションよりも興味深く感じています。この本は、そんな人間が経験した事の中でも限りなく非現実的な経験と感じられ、そのために大きな娯楽と刺激を読者に与えるのではないかと思います。自分が真実だと思ったことをそう言い切れるのも、洗練された文章構成力も、そして訳者もよくこれだけの作品を作ったなと思います。

そんな、一時の刺激を求める時間を過ごすために書籍を読むのに一体何の意味があるのか?という思いを持ちつつ、一方でそれでも私はこの著作(もしくは著者?)が好きであると思います。

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