タグとカテゴリーってどう違うの?と訊かれたのですが、私自身よく分からないままに使っていました。下に私の調査と考察の結果をまとめてみます。
概念:例えばブログの場合カテゴリーは本来親カテゴリの中に子カテゴリがあり、その中に何かの記事があるという階層がある入れ子の構造を構成するもので、ある記事は一つのカテゴリーに属しているはずです。最近のブログプラットフォーム(例えばWordpress)では一つの記事がいくつかのカテゴリーに属せる様になっているので、本来のカテゴリーの概念よりタグの概念に近くなっている気がします。数学やロジックといった”理論”の系統に属する概念だと思います。一方タグはフレキシブルで、概念としては目印を付けるというだけなので、使い方次第でかなり何にでも使えると思います。本の整理をするのであれば未読の本に印を付ける、母親の本に印を付けるなど、全然関係の無い分類の仕方でも印(タグ)を付けられると思います。
ウェブでの使用方法:タグの概要としては上のようにどのようにでも使えるのですが、ではどのように使うのが良いのか?という話を私の観点でします。私の知っているタグの見せ方は主に2つ。一つはタグクラウドの方法で、これは例えばブログの著者の記事にどの様なものが多いかという傾向が見えます。また、Twitterのハッシュタグクラウドでは今どのような話題が人気があるのかという分析もできます。この方法を使用するのであれば、記事を書く度に思いついたキーワードをタグとして貼付けていく形になると思います。もう一つはユーザが興味のある話題のタグを設定してカテゴリーとは異なった分類の仕方を提供する方法です。これであればブログの運営を始める前に、まずユーザが興味のありそうな話題を洗い出してタグを作っておき、記事を書いた時にそのなかから選択してタグを貼付けていく方法になると思います。
実際にどう使い分けるか(例えば会社の経営者のブログなどの場合):
- カテゴリーは業務内容の分け方で分ける。
- タグの使い方は、ソーシャルなサイト(例えばTwitterやFacebook,Flickrなど)であれば現在の傾向が見えるタグクラウドの形式での見せ方が良いと思いますが、個人や一つの会社であれば傾向に興味がある人などまずいないと思います。そのため、私はまず読者が興味のありそうな話題を洗い出してタグを記事に割り振っていく形が良いと思います。現時点でまだ読者が何が欲しいか分からないという状況であれば、まず半年程度記事を書く毎にキーワードのようにタグを付けていき、ある程度どのような記事に訪問者の興味があるか、また自分がどのような記事を書くかという分析の為にデータをためるという方法も考えられます。
そういう私が自分で書いているこのブログはかなりカオスな状況です。現時点でいろんなアイデアがうかんで、システム構築、マーケティング立案、チームの調整などの業務に加えて子育てなどの家事もあるため、自分でもカオスには感じています。フリーランスの視点やもっと日本にとらわれない視点など発信していきたいとも思っています。ただ最近になって自分のブログのタグを見ていてこんな記事を多く書いているとか、記事ごとのアクセス数も一緒に見てみて訪問者は主にこのような記事に興味があるという傾向は少しずつ掴めてきています。カオスなブログですが方向性を探っている人たちの参考になったり、良いこともあります。
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