シュタイナー教育の内容について調べていたのですが、やはり本人の思想を知らずになぜこのような教育手法を編み出したのかということを理解する事は出来ないと思い、当人の思想を調べてみる事にしました。シュタイナー教育を自分の子供に受けさたいと思う親が一歩思いとどまる箇所は、シュタイナーの”神秘学”・”神智学”、また”オカルティズム”などと日本語で一般に呼ばれている考え方です。
またも図書館を探し、小杉英了著”シュタイナー入門”という書籍を見つけました。この書籍は彼の生きた時代背景の説明などもあり、最初から本人の著書をよむよりもこのような思想の生まれた背景を説明した書籍に当たる事が有用に思えました。
”目に見えるものや触れるものは影にすぎない”という思想は古くからあるもので、また私も共感する所です。その目に見えるものを感じるということはどういう事かという接点の興味からシュタイナー教育特有の幾何学模様を使った教育手法が出来てきてきたという件は、興味深く思いました。オカルティズムに関しても、正統と政治的・歴史的に認識された以外の教義はアンダーグラウンドの怪しい宗教と見做されるという点についても個人的に共感する体験はあります。
この著書について私は全てを信頼する立場にはありませんが、シュタイナーの思想を理解する足がかりの一つとしてとても良い書籍だという印象を受けました。
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